クリエイターに必要なセンスとは

人間が持つセンス(感性)て何だろう?
それは明確に定義できない、感じるものである。


まず、↑の文が前提としてあると思う。


否定的な事はなるべく書きたくないけど、書かないと話が進まないような気もする。
例えば最初に書いた文章を、否定的なスタンスで書くならば、作品を解説したり批評するのはナンセンスだという意味である。
それを言っちゃうと身も蓋も無いのだが、しかしあまりにも誰も言わない、特に日本では。みんな自分で作品を評価できず、他人の評価が気になるのだ。そういう人の割合が全体に比べて多いのだろう。
ニコニコ動画なんてのは、その最たるものだと僕は思っている。


もっと皆自分のセンス(感性)を信じるべき! いやそもそもオタクとはそういう人の事を言うんじゃなかったのか? と僕は言いたい。
少なくとも、クリエイターにとって自分のセンスを信じるってのはすごい大事な事だと思う、同時に疑うのも大事だけども。


もし日本在住30歳未満のクリエイター志望あるいはクリエイターで活躍してる人で、漫画、アニメ、ゲーム、ライトノベル、この四つに全く興味が無い、っていうその人のセンスってどうなの?
その架空のクリエイターが、相当アバンギャルドな作品を作っているというなら分かるけど、そうじゃないなら保守的でつまらない作品しか作れないんじゃないかと僕は思ってしまう。
これがセンスを感じるという事で、そこには何の根拠も無い。
それに対して、別に漫画とかアニメ見てなくても面白い物を作る人は世界にたくさんいるだろうが! お前の言ってる事は間違っている! って言われたらその通りである、でもそういう事じゃない。


自分の言ってる事が論理的に間違っていても、日本に生まれて、漫画、アニメ、ゲーム、ライトノベル、その四つに何の興味も無いって、いや消費者としてならたくさん居て当然だけど、そんなクリエイターがいた(実際いると思うけど)として、やはりセンスのかけらも無いとしか僕には思えない。アンテナが死んでるかセンスがインポ状態になっとるとしか思えない。
それを言葉で説明するっていうのは、難しいけど出来ない事も無いけど、結局それを書いたとしてもセンスとは違った視点からの結論が出てくるだけで、僕が言いたい事とは別の話である。


クリエイターについて書く上で重要な言葉「センス(感性)」だが、つまるところ、やはり最初に書いた前提に立ち返る。


人間が持つセンス(感性)て何だろう?
それは明確に定義できない、感じるものである。