クリエイターという言葉の意味

クリエイターと呼ばれる職業がある、何をクリエイトするのかは決まってない、その範囲は人それぞれ。
なんかこの職業のイメージはかっこ良い、クリエイティブとかいう言葉もかっこ良い感じに使われてる。
この言葉を嫌がるのは、カタカナ語が嫌いな人、それか、保守的かつ排他的な人。そしてもう一人、クリエイターの人、自身。


そもそも、クリエイターが自分の職業はクリエイターです、と言ってるとこをあまり見たこと無い。普通もっと細かな業種で答える、作家ですとか、イラストレーターですとか。
クリエイターと答える人は、もっとマイナーな表現媒体で活躍してる人、というイメージがある。空き缶をくっつけてロボット作ってるとか。
クリエイターという言葉のイメージは、かっこ良い時代の流行の意味と、うさん臭い社会的地位の意味と、芸術気取りの意味とで混在してる、とても不便。
クリエイターという言葉が嫌いな人は、職人という言葉を好む傾向があるように思う。
職人という言葉のイメージは、時代遅れで、安定して分かりやすい社会的地位と、同じ製品をたくさん作る能力、とか。


クリエイターという言葉の便利なところは、創造するという事を生業にしている者を一括りにできる事だ。それらの職業には他の業種に比べて特殊な考えやノウハウがあり、それらに共通点があるという事が理解しやすい。
本来はそういう意味だと思うんだけど、一体誰が職業名にしてしまったのか。
マジで不便でしょうがない、クリエイターという言葉を職業名にした奴が憎い。間違い無くそいつはクリエイターなんかじゃなくて、ただの商売人に決まっている。


僕は今後このブログで、クリエイターとして何が必要か、という事を書いていきたい。でもそれは職業としてではなく、どうすれば面白い物を作れるような人間になれるか、という意味である。
例えばこうだ、「クリエイターを目指す僕としては、この映画は見ておかなければと思った」とこのブログに書いたとしよう。これをクリエイターという言葉が嫌いでバイアスがかかってる人が見た場合、そんな映画見てる暇あったら、その職業に就くための努力した方がいいんじゃね? かっこ付けんな逃げてるだけじゃん? という事になって、まあ半分図星である、僕自身そのバイアスがかかっている事は否めない。


その僕が持つクリエイターに対する負のイメージを、このようにダラダラ言い訳を書く事によって払拭しようというのが今エントリーの目的である。
つまり、今後僕がこのブログでクリエイタークリエイターって何回も書くと思うし、クリエイターとはこうあるべき、みたいな寒い内容も書くと思うけど、べ、別にかっこつけて書いてるわけじゃないだからっ! ほ、他に適当な言葉が無いから、しょうがなく使ってあげてるんだからね、感謝しなさいよ、馬鹿!
ていう事が書きたかった。
あと、本当に今後クリエイターについて書くかとかも未定なんで、なんとなく今そう思ってるぐらいで、ごにょごにょ、まあ気が向いたらふらっと書こうかなと。