Berryz工房

Berryz工房のライブDVDをを見た。まるごとなんとかっていうのと、スイッチonとかいう二枚だと思う。スイッチonの方はメンバーの一人がBerryz工房を卒業つうか辞める最後のライブだった。僕は初めてBerryz工房のライブ映像を見たし、それまでBerryz工房に対してほとんど興味無かったけど、泣いた。
見終わった後に、なんだコレ、なんで僕泣いてんやろ、と思ったのでちょっと考えてしまった。


Berryz工房の評判は、モーニング娘。に比べて、幼すぎて興味が沸かないという意見をよくネットで見ていた、Berryz工房が好きな奴は真性ロリだから付いて行けない、とも。
僕はそもそも、そんなにモーニング娘。が好きだった訳では無いが、一時期モ娘。のPVにハマっていた時期がある。というかPVを見る事にハマっていて、それは洋邦問わず見ていた訳だが、日本のPVの中ではその当時モ娘。のPVが一番完成度が高かったからだ。
モのPVで一番好きなのは、「ザ・ピース」、そこから後は完全にPVとしての出来が悪くなっていったし、ネットで見る事のできるPVが高画質化していって僕の低スペックPCでは見る事ができなくなってしまった。
それにともない僕のPV熱が冷めていき、同時にモに対する興味も今はそんなに強いものでは無くなってしまった。でも別に今もモのPVをちゃんと見れる環境が整えば見たいとは思っている。
まずそんな感じのスタンスで、Berryz工房略してベリ工、を見たという事を前提として説明しておく。


ベリ工はそんなに売れてない、テレビを見てても彼女らを僕は見た事が無い、おそらく意識して見るようにしないと見れない、ぐらいには売れてないと思う。
ベリ工について僕は何も知らない、彼女らの曲を一つだってまともに聞いた事が無かった。にも関わらずベリ工は僕の知らない所でいつのまにか沢山曲を発表し、ライブをやり、成長し、練習し、メンバーの脱退などをも経験している。
まず、そこにやられた、と思った。
ベリ工に対し、人知れず様々な事を経験し、頑張っている13歳ぐらいの少女達、というイメージが僕の中でまず定着してしまった。いや、実際は多くのファン(特にコアなアイドルオタク)がベリ工には居る訳で、全然人知れずじゃないんだけど、僕に注目されてない事は僕の世界では存在しないのと同じ、なのでそういう風に思ってしまう。
そして、ベリ工は「真性ロリ」とか「コアなアイドルオタク」、なんていう単純な批評だけで、見る価値が無い、と判断するにはあまりにも早計だった、と今思っている。
そう思うと何かベリ工に対して、今まで注目してなくてすまないという気持ちも出てくるから不思議だ。さらに、13歳ぐらいの少女が必死に頑張っている姿というのは、無視できない力というか、こんなに頑張っているんだから見守ってあげなくては、という惹きつける力を持っていると思う。
DVDを見始めて開始30分程で、おそらく僕は完全にその求心力にハマってしまった感じだ。


最初は見ていても誰が誰だか分からない、そのうち一人の少女だけ見分けられるようになる、メンバーの中でも一番小柄でありながらキャプテンの清水佐紀だ。
ものすごい頑張る姿勢が目立つというか、頑張れば頑張るほど映えるような、つい応援したくなるキャラ、ガンバリスト! それでいて、決して超美少女な感じではないのだが、どこか母性を携えているような面立ちをしていて、そこに惹きつけられた。


さらに見ていると次に気付く事は、メンバーの中で一人だけあまり笑っていない少女が居る事に気付く。笑わないというか、愛想を振りまくような笑顔を見せず、真剣な表情でそれが真に迫るような、こちらの心を見透かされているかのような、つかまあグッとくる表情かつ目をしている。菅谷梨沙子
ベリ工の魅力を語る上で、ポテンシャルの高さというのが一つあると思う。ベリ工のメンバーの持つ魅力や能力というものが今後どういう風に開花していくのか、あるいはベリ工が解散してしまった後の彼女達を想像する時、決して平凡に消えて行くような人間では無いと思わせる、そういうポテンシャルを秘めた人物の集団それがベリ工だと僕は思う。
菅谷梨沙子はその中でも特にでかいポテンシャルを秘めているように思う、おそらくベリ工をいつか脱退するんだろうけど、元ベリ工という肩書きが霞む程に活躍するんじゃないかと僕は思っている。結局僕はベリ工の中で最後までこの女の子が一番気になっていた、いわゆる推しメンというやつだ。あと雰囲気がジュリエットルイスに似てると思う。つかジュリエットルイスよりも可愛い上に、オーラというか絵になるから、ものすごい女優とかになるんじゃなかろうか。


という感じで、ベリ工メンバーを一人ずつ書いていく流れになってしまった。それもしんどいので後は簡単に。


夏焼雅。まず名前が凄い。夏焼なんて苗字見た事無い。さらに超美少女で一番歌が上手いと思われる。ものすごい安定していて、どんな歌い方もできる感じがする。歌手としてのポテンシャルは一番高いんじゃなかろうか。


嗣永桃子。最初はただの可愛い女の子に見えていた。次第に垣間見える印象はなんとなくだがこの子はドSなんじゃないかと。一度そう思ってしまうとすべての言動がドSたらしめているように思えてしかたがない。今後この人は我の強い感じになっていくんじゃなかろうか。


須藤茉麻。アイドルじゃない。体格が南海キャンディーズしずちゃんを思わせる。だがそれが良い。多分一番スレてない、つまり一番変化しそうな感じがする。どのように化けるか見てみたい。


熊井友理奈。良くも悪くも標準的アイドル。アイドルらしいアイドル。ベリ工じゃなくても読者モデルとかやってそうな感じ。そんな感じの子が歌って踊るんだから、すごい事ではある。


徳永千奈美。普通の女の子。くったくなく笑ってる表情が時たま星井七瀬に見える時があって、この子のポジションに星井七瀬が居たらベリ工は最強だと思ってしまう。この子にとって星井七瀬は越えなければならない壁だ、その辺どういう風に成長していくのか見てみたい。知的な感じがするので、知的変化を辿ると面白いと思う。


ベリ工に関して、今のところ僕は彼女らにバラエティ的な事は望んでいない。できるだけテレビに出ないで欲しいとすら思っている。モ娘の今の状況を見れば完全にテレビ慣れしてしまって、稚拙な自己プロデュースが目立って見ていられないからだ。
等身大のアイドルはモ娘の土壌だし、そこに入り込む余地も無いだろう。だからベリ工はモ娘とは一線を画すように作品の質を追い求めて行って欲しい。例を上げるなら「speed」みたいな感じ。
でもコアなファンや事務所とかはそう思ってないやろなあ。
まあ僕の知ったこっちゃないので、どうなっても良いんだけどもw 正直アイドルに萌える感情が分からない、アイドルというよりも一人の人間として見てしまう、そういう人間としての魅力は分かる。僕はやはり三次元よりも二次元が好きなのだと思う。
でも作品としてのベリ工には注目していきたい、PVとかライブ映像とか見ていきたい。