ニート癖

僕も何か創りたい。
どうにかして、僕のこのどうしようも無い実行力の無さ、行動力のへたれっぷりを改善しなくてはならない。
締切という概念は僕にとって悪夢、明日やれる事をなぜ今日やるのか、今日やらなければならないって、じゃあもう十二時過ぎてるじゃん今日じゃないじゃん、もう今日はやる気がない、今日だけ休もう、スケジュールが崩れちゃったからもうやらなくていいや、人生はラクして楽しむためにあるのだよ、すべて適当で良い、なるようになる、余裕、楽勝。
ダメな時の僕(ほぼ毎日ダメだが)の脳内で流れている言葉を書き出してみた。いくらでも書けそうだ、と思いながら書いたが、――いずれ言葉も尽き、そのうち既出である似たような意味の言葉しか思いつかなくなる。言葉にして書いてみると、たいした事無いじゃないか、と思える。これをグチ日記療法と名づけよう。
禁煙の時と同じパターンで、とにかくジタバタもがいてたら、その内最良の方法を思いつくかも知れないし。禁煙成功した教訓として参考にすべき事は、肉体は精神を制し、精神は肉体を制する、って事。つまり強い精神には強い肉体が必要だ、って事。いや他の人は知らないけど、僕にとってこれは間違い無い! だからこそ鍛錬あるのみ! と僕は言っている。
何かをやり遂げる精神力を持った人は沢山いるだろう、会社員やら僕以外の社会人は皆持ってるやろうけど、僕の場合はその精神力が劣っているのは分かってて、というか壊れてる狂ってる、と言った方が正しいだろうか。そういえば、はてなTシャツ着てテレビに出たニートの人、あの人のサイトを見てたら、彼も漫画家志望との事で一年以上毎日四コマ漫画書いてるのを知ってびっくりした。おしむらくは文字が手書きで読みずらいのとネームが分かりにくい(この人はどうやら本人も気づいてないのかそこが一番もったいない所で、相手に自分の思想や発想を理解してもらおうという配慮が欠けているように思う、これは四コマでもそうだし、実際のテレビで見た彼自身の性格にも同じ印象を持った)ので、残念だが、それでも毎日四コマを書くという努力は実はいやかなり、けっこう大変な事だ。それが出来るんやったら普通に働けよw と言われそうだが、そういう努力はできない仕様になってる。
たぶん僕も彼と同じような癖があって、働かずに毎日四コマ一個作る生活の魅力は僕にも分かる、しかもその四コマが全然他人に理解されず、また自分の中だけで完結してるような自分勝手な出来だからこそ面白い、っていうのも分かる。なんだろう意地になっている、という感情に近いような偏執的になれる事柄の方が燃えるタイプの人間なのだろう。僕や彼のような人間は逆に正当な評価を得る事が分かっていてそれをする事が嫌なんだ、俺は誰かに評価してもらいたくてやってる訳じゃないんだよ、と言いたくなってしまうようなね、そういう癖が僕にはある、そして彼にも、どうだろうか……。実際彼は古本の売買でそこそこの収入があるっぽいんだけど、どれぐらい収入があるかをテレビではあえて言っていなかった、多分言ってたら普通にニートでは無く社会人として認められてしまうような額の収入だと思われる。つまり正当な評価を得る事が分かっていて、それをあえて自分から公表するような事をするのは嫌いなのだよやっぱり。


彼には悪いが、彼に対するこの分析を僕にとっての反面教師としてものすごい参考にさせてもらう。僕はこの癖をどうにか直したいのだ、彼について考える事でかなり見えてきた、そもそもこのような癖が自分にある事すら気づかなかったが、彼についての考えを頭の中から文章にアウトプットする事で客観性が増したからか、かなり見えてきたー。そうか、僕はもっと素直になれば良いのか、もっとすすんで褒められに行けば良いのだ。「頑張ったね」とか「えらいね」とか言われればええんや、いや、言われたいんや、「どうせ僕なんて……」と思ってた子供時代を乗り越えるんや。あえて他人に褒められるような、そんなど真ん中を打算で狙いにいってもええんやー! ガラガラガラー(自分の中の壁が崩れる音、壁の向こう側にはまばゆい光が)


ありがとうid:rahorahoさん(このリンク貼るかどうか迷ったけど、ここはあえてど真ん中でやってみた。実際はどうなんだろうという疑問も残る、あらためて彼のサイトを見るとどうやら哲学科卒という事で、僕が考えるような思惑とは別の「癖」では無くアイデンティティのようなものが彼の中にはあるのかもしれない、でもあえてリンク貼る)